防人の唄

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ルディ元帥が完璧な対策をたて、フェロー元帥に答えた。 フェロー「ぶっつけ本番、タイミングもその場次第・・・・・・・・うまく行くはずが無いと普通なら、考えるだろうが・・・・・・・このメンバーなら、可能だな」 フェロー元帥が笑う。 竹「話しを戻します、んで内部には、敵艦隊がいることでしょう・・・・・・・・・・私の予想になりますが、リバイタル基地の防衛艦隊の司令官は・・・・・・・」 竹が一瞬、言葉を止めた。 三平「・・・・・・」 三平には、竹が何を言わんとしているかが、理解できた。 竹「地球連合軍伝説の司令官、柿崎康彦大将と予想します」 ルディ「柿崎大将か・・・・・・」 フェロー「・・・・・」 フェロー元帥が目をつむった。 瞼の裏に、かつて自分がまだ若かった頃に戦った、柿崎大将の艦隊が蘇る。 あの圧倒的な、用兵と統率力・・・・ 今の三平と竹のように、圧倒的数位的不利を難なく覆して来たのが、地球連合軍天の川艦隊であり、その両翼が柿崎大将と当時准将だった後川であった。 フェロー「・・・・・なんとか、後川大将だけでも、外に釣りださねばな・・・・・・・」 竹「まぁ、和君なら大丈夫だと思いますがね」 三平「大将軍、和君は止めてくれ」 竹「申し訳ございません、ラブ彦元帥閣下」 三平「こういう場合って、フェバット帝国に文句言うべきか?」 ガルディニ「フェバット帝国の代わりに、彼を推薦した私が詫びよう」 三平「いや、冗談ですよ冗談」 三平が慌てて、ガルディニ元帥に両手を振る。 ガルディニ「まぁ、そう言ってくれると思ったよ」 ガルディニ元帥がそう言って、ニヤリと笑った。 竹「さて・・・・・さらに、問題が・・・・・・」 フェロー「問題?」 竹「リバイタル基地に、フェバット帝国至上最強の覇王種がいる可能性が、あるんですよ・・・・・・・・あくまでも、可能性ですが」 竹が深刻な口調で、懸念している材料を話す。 フェロー「フェバット帝国至上最強の覇王種?」 ガルディニ「・・・・・まさか」 竹「ああ、黄竜がいる可能性がある」 三平「黄竜って、フェバット帝国象徴のあれか?」
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