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ピニス「!!」
ガイの言葉を聞いた瞬間、ピニスが泣き出してしまう。
ガイ「ちゃんと、俺に教えてくれてありがとうな」
ピニス「・・・ガイ」
ガイの両腕は、優しくしっかりとピニスを抱きしめ、ピニスの不安な気持ちをすべて流した。
ガイ「ピニス・・・・・・その子の為にも、次の作戦から・・・・・お前はハズレてくれ」
ピニス「!」
ガイ「俺の戦い方は、赤ちゃんには負担が強すぎる・・・・・・・・わかるだろ?」
ピニス「・・・・・」
ガイの口調は、ものすごく優しかった。
だが、その言葉から、ピニスはガイの気持ちと考えは、梃子でも動かないことを悟った。
ガイ「絶対に、生きてかえって来るからさ・・・・・」
ピニス「・・・・わかった・・・・・絶対に、生きてかえって来てね」
ピニスがガイの胸の中で、涙を流した。
(竹の部屋)
ピニスと答えを出したガイは、そのまま竹の部屋に来ていた。
ガイから、すべてを聞いた竹は、目をぱちくりさせて、小刻みに震えて見せ、頭を両手で抱え込んだと思いきや、満面の笑みで万歳をしてガイを見た。
竹「おめでとう!!」
ガイ「ありがとう!!」
二人がガッチリ、固い握手を交わした。
竹「じゃあ、次の作戦はピニスは、お腹の赤ちゃんとお留守番だな!」
ガイ「ああ!」
竹「そうと決まれば・・・・・Jエンペラーを改良して、お前一人でもシステムを切り替えれるようにしないとな・・・・・・・」
ガイ「しかし、俺はシステムが組めないぞ?」
竹「あらかじめ、接近戦用と中距離、後その他を組んでおいて、簡単に切り替えれるようにする」
ガイ「そっか、助かる」
竹「だがピニスと違い、リアルタイムでその状況に応じた細かいシステムやプログラムは、組めないからな?・・・・・・・・勘違いはするなよ」
ガイ「ああ・・・・・・」
竹「さぁ、忙しい忙しい!」
竹が慌てて、Jエンペラーの改造に向かった。
ガイ「あ、おい竹!・・・・・・三平にも・・・・行ってしまった」
ガイが溜め息混じりに、竹の後を追った。
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