防人の唄

16/21
前へ
/1182ページ
次へ
竹が不思議そうに、三平に尋ねた。 コーヒー大好き、三平が缶コーヒーを飲むイメージが、あまり無い為、竹が違和感を感じたのだ。 三平「いや・・・・・頼めばさ、入れてくれるけどよ・・・・・・ぶっちゃけ、神那ぐらいの腕は期待出来ないし・・・・・・何より」 竹「あいつに煎れてもらったのは、飲みたくない」 三平「そういうこと」 竹と三平が、那須屋にかなり失礼なことをほざいた。 竹「なんか、コーヒーが茄子汁に見えて来そうだからな!」 三平「お前ヒデーヒデー」 竹「世界の?」 三平「それは中田英寿な・・・・・お前は、極悪非道ってのでヒデー」 竹「あ、ヒデー」 三平「あのさ、今回は早めに本題に入ってくんね?」 三平が溜め息混じりに、座り込んだ。 竹「まぁぶっちゃけ、俺も本題に入りたくないって言うか・・・・・・・・問題が問題だけにさ・・・・・・」 竹が溜め息混じりで、いよいよ本題に入る。 竹「次の作戦、オペレーションアルテミスには、ピニスが参加出来ない」 三平「はぁ・・・・・マジかぁ」 竹「ああ、マジカルだ」 三平「はぁ」 あまりにショックがデカく、三平が竹のボケをスルーする。 竹「・・・・・・・・・・・」 三平「ぶっちゃけ、ガイの機体から、システム操作がなくなったら、どうなの?」 竹「とりあえず、前回ピニスがいなくなった時だが・・・・・・・・やはり、ロンバーロン元帥のホワイトドラゴンクラスの相手には、苦戦が否め無いな」 三平「・・・・・・・・・」 竹が溜め息混じりに答え、三平が頭を抱えた。 三平「なんとかして、ピニスに乗ってもらえないかな・・・・・・」 竹「無理だな・・・・・・妊婦を無理やり連れ出すなんざ、世論が許すまい・・・・・・それに、新しい命を守るのも、軍人の勤めだ」 竹が珍しく、真面目な口調で三平に答えた。 三平「わぁってるよ・・・・・・・しかし、ピニスが乗らなかったから、敗北したり・・・・・・ガイにもしも・・・・・・」 竹「それだけは、絶対にダメだ・・・・・・・何としても、ガイは生きて帰らせる」 三平「だな・・・・しかし、何も今時期に作らなくてもなぁ・・・」
/1182ページ

最初のコメントを投稿しよう!

70人が本棚に入れています
本棚に追加