地球連合政府

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カレラがそう言って、章をほめた。 そうなんだと初めて知った章も、とりあえず云々言ったら静かにしろとか言われそうだったので、とりあえず黙ってカレラの熱源探知機を見た。 カレラ「・・・・・・・・・・」 カレラがゆっくりと岩陰から、顔を出した。 カレラ「なんだ、廃棄物か」 カレラがそう言って、そこに転がっていた残骸を見た。 章「へ?・・・・・・・・・残骸から、熱源が?」 章が不思議そうな表情で、カレラを見た。 カレラは生物意外に、興味はないらしく章のような疑問を持たなかった。 フェバットが、故障したものをそのまま置いていったのだろう程度にしか、考えなかったのだ。 カレラ「やめだやめ・・・・・・・・・・・・・今日は、戻ろう」 カレラがそう言って、熱源探知機の電源を落とした。 こうして、この日の惑星探索は大した収穫もないまま、カレラの生物学調査隊が戻って来た。 一方、マサのみんなのたてと共に、惑星の地質調査をしていたミンハイは、かなりの収穫があったと喜ばんばかりに帰宅した。 ミンハイ「聞いてよ!この星には、水と地下水がちゃんとあるのよ!・・・・・・・・・・・・・緑と環境さえ整えば、人が住めるわよ」 ミンハイが興奮気味に、マサと章に話していた。 マサ「まぁ、空気もあるしな?・・・・・・・・でも、よく酸素があったよなぁ?・・・・・・・植物はなかったはずだし?」 ミンハイ「実は、大量のコケがあったのよ」 マサ「へぇ・・・・・・・・コケがねぇ」 マサがそう言って、ミンハイと一緒に進んだ道を思い出すが記憶にない。 まぁ、さすが専門家だ素人とは、見る場所が違うとマサが結論づけた。 カレラ「しかし、ミンハイの収穫は、かなりでかい・・・・・・・・・・それを食べて、生きている微生物や生物がいるかもしれない」 カレラもミンハイをみて、この惑星に生命体がいる可能性が高いとまた明日への期待を高めた。 隼人「みんな、お疲れ」 隼人がそう言って、みんなに歩み寄った。 隼人「どうやら、各プロジェクトチームもようやく、惑星についたらしくてな・・・・・・・・・・・意気揚々と調査データを送って来やがった」 カレラ「おお」 マサ「ヒュー」 みんなが嬉しそうに笑う。
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