地球連合政府

14/16
前へ
/1182ページ
次へ
いくらバックにいる企業は違えど、目的は共通にして、人類の進歩はどこが活躍しても変わらない。 つまり、どこが成功しようが、他から入ってくる情報は喜ばしいものなのだ。 ただ一人、主任の岡元隼人主任を除いては・・・・・みんなの喜ぶさまに、不機嫌そうな顔に隼人が変わった。 隼人「ささ、俺たちもさっさとまとめるぞ!他に遅れを取ってたまるか!」 カレラ「まぁ、そうだな?・・・・・・・・・しかし、他の研究成果は把握しておくに限る」 カレラがそう言うと、みんなが研究報告に目を通した。 マサ「へぇ・・・・・・・・・・・なんだか、環境レベルから見たらうちの星があたりみたいだな」 ミンハイ「たしかに!酸素もきちんとしているし、宇宙服無しで出歩ける惑星は、今のところうちだけみたいね」 ミンハイが笑いながら、マサの手にもつ報告を眺めた。 章「・・・・・・・・・・」 相変わらず、章がマサとミンハイの組み合わせを不思議そうに眺める。 勿論、周りのスタッフ、研究メンバーも同じであった。 隼人主任もそんなミンハイとマサを見て、おもいっきり面白くないといった顔をしていた。 章「主任、明日は八式で惑星上空からの撮影を行いたいと思うのですが」章がそう言って、隼人に歩み寄る。 隼人「・・・・・・・・・・・・・」 章「ぅ・・」 隼人が不機嫌そうに、章を黙って見た。 隼人「・・・・・・・・ふん、お前の専攻はシステムエンジニアだし、機械技術者だ・・・・・・・・・・・やることさえキッチり済ませば、お前の仕事はない、勝手にすれば良かろう」 隼人主任が章を見下しながら、そう言った。 章「!」 章が舌打ちをするが、隼人は章が眼中にないらしく、そのままモニターを黙って注視した。 章『腹立つなぁ!』 章がイライラしながら、みんなの研究スペースを後にした。 2010年8月14日、章達の研究チームが惑星ティアマトについてから、数日が経過していた。 ミンハイの地質部門は、見事に惑星探索において成果を見せていたが、そのほかの部門では、大した進展はなかった。 生物学部門のカレラも、生命が生きられる環境にあるのにも関わらず、惑星ティアマトには生命の痕跡が見つけられなかった。
/1182ページ

最初のコメントを投稿しよう!

70人が本棚に入れています
本棚に追加