地球連合政府

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カレラは絶対に、微生物でもこの惑星には、生命がいると踏んであきらめずに惑星を探索していた。 (仮設施設) 仮説施設に戻って早々に、カレラは収穫のなかった探索の成果をレポートにありのまま書いていた。 章「今日もですか?」 章がカレラに歩み寄って、成果の結果を尋ねたが、カレラが苦笑いをしながら頷き、成果が相変わらずだとわかった。 カレラ「この惑星は、絶対に生命が生息するに適した惑星・・・・・・・・・・・・・・むしろ、これほどまでに生命の痕跡が見られないのは、非常に考えられないな」 カレラがため息混じりに、章にそう漏らした。 章「ふう・・・・・・・・・・・・八式カスタムのバッテリーを使って、大規模熱源探知作業に入りますか?」 カレラ「おお!それは助かる」 マサ「面白そうな話しをしているな、俺も混ぜてくれよ」 マサが二人の会話に混じって来た。 章「お、マサ!・・・・・・・・・・・ちょうどいいや、ビットにも・・・・・・・・」 マサ「話をきくに・・・・・・・・・・・大規模熱源探知は、あまり勧めないな」 章「どうして?」 章が不思議そうにマサを見た。 実際、八式やビットに熱源探知機を取り付ければ、作業効率もあがり、大規模な範囲において熱源探知が可能になるのだ。 マサの神懸かったビット操作ならば、半日もかからずに惑星ティアマトを何周もできるだろう。 マサ「まぁ、協力するのは構わないがね・・・・・・・・・・・・ただ、この惑星中には廃棄物があるんだし、たくさん熱源反応が見られるぜ」 カレラ「たしかに否定できないな・・・・・・・・」 カレラが収穫のないレポートを記入する。 隼人「カレラ、首尾はどうだね?」 隼人主任がカレラに歩み寄って、成果を尋ねた。 カレラ「相変わらずさ・・・・・・・・・・・・全く、不自然すぎる惑星だ」 隼人「不自然か自然かは、問題ではない・・・・・・・・・・・・・ようは、成果が出るか出ないかだ」 隼人主任がそう言って、立ち去った。 カレラ「はぁ・・・・・・・・・・ここ最近毎回だな・・・・・・・」 カレラがため息混じりに、隼人主任を見送った。 章「あの人も、相変わらずですね・・・・・・・・・・・・・」 マサ「まぁ裏を返せば、それだけマメと言うことさ」
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