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三平「ば、バカな!?・・・・・・・・・・そんな一大事が、なぜ非公開なんだ!?」
三平が納得のいかない表情で、竹を問い詰める。
ゲルダートといえば、Jカイザーがくるまで、地球を支えた七式の試作機だった。
ゲルダートは、かねて予定していたスペックを竹のむちゃくちゃな改造により遥かに上回り、八式カスタム、零式カスタムに未だに負けない力があるのだ。
竹「うむ・・・・・・・・・・俺が知りたいわボケッ!」
竹が珍しく逆つっこみを三平に、お見舞いした。
三平「把握しとけよ!」
春木「コココ」
竹「お前は、空気を読んだ笑い方をしやがれ!」
竹が春木に突っ込む。
神那「お、落ち着いて下さい!・・・・・・・・・とにかく、機密情報なんですから!」
神那がそう言って、みんなを落ち着かせる。
竹「もしかしたら、俺達にゲルダートの捜索任務がくるかもな・・・・・・・・・・・極秘で」
竹が溜め息混じりに、そう言う。
三平「ふぅ・・・・・・・・パイロットの技量次第で、うちの那須八じゃ太刀打ち出来ないかもな・・・・・・竹、万が一は零式カスタムで頼むぞ」
三平が竹を見る。
竹「・・・・・・・・・・パイロット次第じゃあ、負けるがね・・・・・・・・・・・こればかりは、章や村場先輩クラスのパイロットを補充してもらうしかないな」
三平「できれば苦労しない」
三平が呆れながら竹を見るが、竹は言うだけならタダと言わんばかりに、好き放題をほざいていた。
神那「しかし・・・・・・・・セキュリティーの完璧な連合軍ドッグから、一体どうやって盗んだのでしょうか・・・?」
地球連合軍のセキュリティーシステムは、完璧で竹ですらすべてのシステムをハッキングするのは難しいほどのため、神那が抱いた疑問も当然だった。
竹「ああ、なんでもセキュリティーシステムが、きちんと作動しているなか、消えたように見えたと関係者が言っていたな?」
三平「そんな非現実的な話し有り得るわけがなかろう・・・・・・・・・・・・・」
リアリストな三平が、非科学的な話しを完全否定する。
竹「何にせよ・・・・・・・・・これから、何かが起きることは間違いないな」
三平「ああ、第三艦隊の連動性を高めて備えないとな・・・・・・・・・」
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