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隼人「こちら、カスケード恒星系第1惑星開発プロジェクト、村場エンターテインメント研究チームの岡元隼人主任だ・・・・・・・・・・・・他の惑星、聞こえるか?」
他の企業の後ろ盾がある研究チームからすれば、ライバルにあたる隼人主任の呼びかけにも、第8惑星と第9惑星が通信を絶った異常事態なために、みんなが呼びかけに応じて回線をひらいた。
早速、隼人主任は各惑星のプロジェクト主任達に、可能な限りの情報を求めた。
しかし、どこの研究チームでも、隕石が落下した以上の情報を得てはいなかった。
隼人「どうだろう?・・・・・・・・・・・最悪の事態も考えられるし、一番近いフェバットに救援を求めては?」
定期便が来るまで、惑星を出る手段を持たない隼人主任が、同じように惑星を出る手段を持たないみんなにそう提案した。
勿論、最悪の事態は容易に各惑星のプロジェクト主任達にも理解でき、フェバットに救援を求めると言う結論になる。
隼人「今日は、すまなかった・・・・・・・・進展があれば伝えるし、何かあったら伝えてくれ・・・・・・・・・・・・・・俺達じゃあ、定期便が来ないと惑星を出られないからな」
隼人主任がそう言うと、みんなが合意して通信を切った。
そして、その一時間後に、第7惑星から隕石落下の報告を受けて、第7惑星からの通信は途絶えた。
(フェバット)
カスケード恒星系の開発プロジェクトに、献身的に関わっていたフェバットに、第1惑星開発プロジェクト、村場エンターテインメント研究チームの岡元隼人主任が代表者として救援要請が届いたのは、2010年10月14日の事であった。
リグレス「レヒト皇帝陛下!レヒト皇帝陛下!」
国務相として、行政と外国をしているリグレス元帥がレヒト皇帝を探して走り回る。
レヒト皇帝は、フェバットの歴史が収められている黄龍殿の書庫にいた。
レヒト「リグレス国務相どうした?」
レヒトが息を切らせるリグレスに尋ねた。
リグレス「か、カスケード恒星系の開発プロジェクトチームから、救援要請がでました!」
レヒト「救援要請?」
リグレス「はい」
レヒトがすぐさま、近くにあった数冊の歴史書を手にとり、王座へ戻った。
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