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カレラとミンハイが、荒れる隼人主任をなだめる。
マサ「関係ないわけないけどな」
ミンハイ「ま、マサ!」
マサがそう言って、ミンハイ達を見た。
マサ「磁場嵐、重量嵐があればどう考えても、こちらのセンサーで感知するはずだぜ?」
マサが正論を述べる。
隼人「くそ!!」
カレラ「たしかにそうだが、今落ち着かないでいつ・・・」
マサ「とりあえず、他の惑星研究チームとうちの違いは、ビットと八式カスタムの機動兵力があることだ」
マサがそう言うと、ミンハイ達がハッとしたようにマサを見た。
マサ「すまないが、ミンハイ・・・・カレラ、しばらくは研究はビットと八式カスタム抜きでやってくれないか?」
マサがそう言う。
ミンハイ「あ、あなた達はどうするのよ!?」
マサ「外敵に備えるために、戦闘の勘を取り戻すつもりだ!・・・・・・・・・・・・隼人、文句ないだろうな?」
隼人「・・・・・・・・・・」
マサの真剣な目を見て、隼人がゆっくり頷いた。
マサ「そういうわけだ、カレラも八式カスタム抜きでやってくれ」
カレラ「どうせ収穫はない・・・・ここに残って、作業をするつもりだったから構わないさ」
カレラが答えると、マサが外に向かった。
ミンハイ「・・・・・・とりあえず、隼人主任・・・・・・・・・・フェバットに近況を」
隼人「ああ」
マサのおかげで、冷静さを取り戻した隼人がすぐさままた各惑星研究チームの主任と連絡を取り始めた。
(冥王星近海)
地球連合軍独立遊撃第三艦隊旗艦、エンタープライズはかつて純平がルフト国王を打ち破った宙域にさしかかっていた。
三平「さすが、日常生活が訓練みたいな環境だ・・・・・・・・もう遅れる艦はいなくなったな」
竹「戦闘になればわからないけどな」
竹と三平が、艦長室でコーヒーを片手に第三艦隊全体を見渡していた。
神那「閣下、杉野参謀長!・・・・・・・・至急ブリッジへ起こし下さい、緊急通信です!」
神那の通信が艦長室に響いた。
三平「竹!」
竹「ちっ!まだコーヒーが残ってるのに!」
三平「大至急なのに、コーヒー片手に走れないだろうが!?・・・・・・・・・・・後でおごってやるから、それは置いていけ!」
三平がそう言うと竹が、カップを台所に置いて三平に続いた。
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