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竹「ああ、地面に埋もれたとも考えにくいし・・・・・・・・・・例え埋もれたとしても、探知機に何か反応があるはずさ」
三平達が信じられない表情で、竹の報告を聞いていく・・・・・・
竹「被害者と隕石が、宇宙へ消えたと考えるしかないんだよなぁ」
三平「お前の考察はわかった、また非常識な結論だ・・・・・・・・・・とりあえず副官、俺たちが来てから、この星で宇宙に飛び去った物体が記録されていないか探してくれ」
神那「はい閣下」
三平「・・・・ふぅ」
三平がため息をつき、デスクへ戻った。
竹「三平、この惑星にこれ以上いても無意味と考えるが」
三平「わかっているさ、二番惑星へ向かう」
竹「章達、民間人はどうする?」
三平がハッとしたように、頭を抱えた。
三平「忘れてた・・・・・・・一度基地まで帰還するしかないか?」
竹「他の艦に載せて、帰還させればよくないか?」
三平「他の艦は、他の惑星に分けて派遣してるからな・・・・・・・合流には、しばらくかかるが」
竹「うーん・・・・この際同行を求めるか?」
三平「同行?」
三平が首を傾げる。
竹「ああ、下手したら章達が数少ない生存者になる可能性も考えると、現時点で一番情報を掴んでいると考えられるし・・・・・・・・・・・」
神那「ですが、杉野参謀長・・・・・・・・・保護した民間人をみだりに、連れまわすのは何かと問題が・・・・」
神那がそう言って、竹を見た。
竹「三平、お前の判断は?」
三平「うむ・・・・・・・・同行を願い出、帰還をのぞむものは帰還させる」
三平が決定を下した。
竹「これで、機動兵力である章とマサを獲得できたな」
竹が人の悪い笑みを浮かべながら、そう言い放った。
(?)
カスケード恒星系、一番惑星ティアマトの方向から、カスケード恒星系の奥へ飛び去っていく隕石があった。
?「やあ、体はなじんだかい?」
隼人「ああ、この体だ・・・・・・・・・・やはり、人体が一番なじむ」
隼人が答えた。
?「フェバット人とは、違う種族らしいけどどうだい?違いは?」
隼人「ああ、違和感はない・・・・」
隼人がまた答える。
隼人「他の仲間はどうなんだ?・・・・・・うまく乗っ取れたか?」
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