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三平「よしわかった、八式カスタムを取り戻す計画を進めてくれ」
竹「てか、八式カスタム何体か作れる金は今回の商取引で儲かったし・・・・・・・・・一体ぐらいなら、作ってやってもいいよ」
三平「本当か!?」
竹「第三艦隊の経費で落とせば軽い軽い」
竹がそう言うと、三平が思わず竹をぶん殴った。
三平「お前は、本当に参謀長か?・・・・・・・・・・・・・・前大戦の影響で、経費が削減に削減をされたのをよもや忘れた訳ではあるまいな」
三平がそう言うと、竹が思い出したようにハッとした。
竹「そういえばそうだったな・・・・・・・・」
三平「はぁ・・・・・・・お前、やっぱり一生サングラスかけてろ」
三平がそう言うとまたブリッジのみんなが爆笑した。
(フェバット本星)
フェバット本星は、レヒト新皇帝のもと立て直しを計って、一年が経っていた。
元々、艦隊指揮やら軍行動には、評判がよくなかったレヒト皇帝も、フェバット本星を一年足らずで立て直した事から政治に関しては先代ニヒト皇帝を超えているとの評判が立っていた。
レヒト「外宇宙の開発投資額は、地球統合軍に合わせるんだ」
レヒト皇帝がそう言って、国務相に任命されたばかりのリグレス元帥(昇進)を見た。
リグレス「了解しました」
リグレス元帥がレヒト皇帝に敬礼した。
レヒト皇帝は、故ニヒト皇帝の親衛隊隊長であったリグレス大将を国務相に任命し、鉄壁の艦隊運用を誇ったフェロー大将を昇進させ、元帥として軍務本部長に任命していた。
当初、二人を内政に抜擢する際に、レヒト皇帝は故ニヒト皇帝の幕僚達から猛反対されたが、反対を押し切り投与したのだ。
実際、レヒト皇帝の采配は的中し、異常とも言える速さでの国内立て直しを成したのだ。
リグレス「しかし・・・・・・・・・カスケード恒星系なんて、我がフェバットの長き歴史でも2000年以上立ち入っていない宙域ですが、大丈夫でしょうか?」
リグレス元帥がそう言って、レヒト皇帝を見た。
レヒト「ああ、あのフェバット艦隊行方不明の記録だな?」
リグレス「詳細は判明しておらず、一時期は民間艦すら立ち入りを禁じられたという記録もございます」
レヒト「ふむ・・・・・元帥の意見は最もだな?・・・・・・・では、護衛に艦隊をつけてやれ」
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