始まりはここで

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私「のんびりムードの東京が終わってる」 紫苑「当たり前だよ もう会社も学校も始まってるんだから」 私「明日からしばらく不動産屋さんまわりしないと」 瑞紀「お嬢引っ越しでもするの?」 私たちは温泉街の依頼の後少しのんびりして 今日やっと東京に帰って来た 紫苑と教授と瑞紀さん 東京に帰って来たにも関わらず四人でプラプラと新宿の街にいた 誰一人自分の家に帰ろうとはしないで 私「おじ様の用意してくれたマンション引き払うつもりなんだ」 教授「なんで?あのマンションに居て良いって言ってたじゃん親父さん」 私「メンバーにも内緒で住まわせて貰ってたのも心苦しかったのに グループ抜けてからもじゃ住みにくいよ」 紫苑「俺の所来る?」 私「止めとく」 教授「じゃ俺の所」 私「もっと止めとく」 瑞紀「私の所」 私「あの家は勇気でない」 瑞紀「失礼ね(笑)建て直したら来る」 私「行くかも」 私たちはプラプラしてたのに足はゴールデン街のへんてこ会員制BARに向いていた トントン 「ニャー」 トントントン 「ニャー」 マスター「おっ!久しぶりじゃないか それもみんな揃って」 私「依頼の帰りなんだ 一杯飲ませて」 マスター「入って入って 今お客いないし」 紫苑「居る方が珍しいよ(笑)」 私たちは乾杯をして くだらない話をしていた やっと本当に東京に帰って来たのを実感しながら
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