始まりはここで

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すぐ近くの居酒屋に入った この頃は今みたいにチェーン店の居酒屋とかは少なく マスターが昔中野で営業していたような居酒屋がほとんどだった マスター「実はさ今日はグッドタイミングだったんだよ 相談したい事あってさ」 紫苑「ゲ~ェしばらく休めると思ったのに」 私「心霊関係じゃないんでしょ? でも意外だった」 紫苑「えっ?お嬢はわかったの? まだなんにも聞いてないのに」 私「さっきからのマスターが目で追ってるの あの人がどうしたの?」 教授「いつもと逆だね紫苑 恋愛関係でお嬢が先に解るなんて」 私「えっ?!恋愛関係?」 教授「解ってなかったのか? マスターはたまに彼女と目が合うとポッて顔してるじゃん 本当にあんたらこう言う話全然ダメだね(笑)」 マスターは真っ赤になりながら彼女との出会いを話してくれた 最後に一言 マスター「惚れちゃったんだよ」 私「惚れたってマスター… 彼女私たちと歳が変わらないみたい」 教授「お嬢。人を好きになるのに歳の差は関係ないですよ」 私「そうかぁ。でもマスターから惚れたなんて初めてだからビックリしちゃった」 彼女に尻尾はない 猫じゃないもんね でも心霊より難しいよ 私たちには恋愛なんて(汗)
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