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「恥ずかしいから言わへーん」
「気になるやんかー」
そんなやり取りを何度か
繰り返す。
そんなどうでもいいことでも
なんか幸せな気分になれた。
何度も繰り返していると
君は少し諦めて
「ほなちょっとだけやで?
まだまだずっと先の話に
なんねんけどな?」
「うん?」
俺は相槌を打ちながら
話を聞く。
「んー…とな…。」
少し恥ずかしそうに話す。
「いつか…いつかな。
結婚して、子供産んで…
めっちゃ暖かい家庭築くこと
最近夢なんだ。」
公園で遊んでいる親子たちを
みて微笑みながら言った。
「いつか…叶うかな?
なんて」
冗談交じりで言ってきた。
その言葉に返事をする。
「いつか絶対叶えような。」
そう言って俺たちは家へ帰った。
その帰り道
静かに小指を絡め
将来について話しながら
歩いていった。
。
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