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その日の夜
一緒のベッドに入り
ゆったりしていた。
俺が、後ろから
君を抱きしめる形になる。
ふと君が聞いてきた。
「もしさぁ、私がいなくなったら
どうする?」
「はぁ?なにいっとるの?
いなくなる予定でもあるの?」
笑い混じりでいったけど…
そんなこと考えたことなかった。
「いやないねんけどさ…」
「お前がおらん明日やったら
いらへんよ。
んなこと冗談でも
言わないでや?」
「せやな。」
君は笑顔でこっちをむいて
抱きついてきた。
君のきれいな黒髪をなでる。
「たまにね。
不安になる時あるんだ。
私ばっか
好きなんじゃないかとか。」
弱々しく話してくる。
「だってさ…
男性の8割が一人の女性を
最後まで愛せないって
いうやんか…。
信じてないわけやなけど
いつか飽きちゃうんや
ないかなって。」
「んなこと考えんでもええわ。
俺が飽きるとか絶対無いから。
俺らやったら
怖いもの知らずやろ?」
君は
せやな。
と言ってより強く
抱きしめてきた。
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