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寝ぼけたままの目を
擦りながら、ベッドから出る。
昨日の夜には隣にいた君は
もうすでにベッドから
出ていた。
君のいるキッチンへと向かう。
「あ、おはよう」
「ん‐…」
俺に気付き、ことばを交わす。
まだ寝ぼけている俺は
曖昧に答える。
テーブルに向かって座ると
君は、出来たてのコーヒーを
持ってきてくれた。
君が泊りにきてくれた日限定の
特別コース。
相変わらず少し薄いけど…(笑)
なんて思いながら微笑む。
君の夢が叶ったら、
こんな毎日が続くんだろうな。
コーヒーカップから微かに出てる
湯気の向こうに君がいてくれる。
ただそれだけで
あったかくなれるんだ。
心も体も....
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