第2

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寝ぼけたままの目を 擦りながら、ベッドから出る。 昨日の夜には隣にいた君は もうすでにベッドから 出ていた。 君のいるキッチンへと向かう。 「あ、おはよう」 「ん‐…」 俺に気付き、ことばを交わす。 まだ寝ぼけている俺は 曖昧に答える。 テーブルに向かって座ると 君は、出来たてのコーヒーを 持ってきてくれた。 君が泊りにきてくれた日限定の 特別コース。 相変わらず少し薄いけど…(笑) なんて思いながら微笑む。 君の夢が叶ったら、 こんな毎日が続くんだろうな。 コーヒーカップから微かに出てる 湯気の向こうに君がいてくれる。 ただそれだけで あったかくなれるんだ。  心も体も.... .
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