107人が本棚に入れています
本棚に追加
―――ガシャン
愛用の長剣の鞘で三階の窓ガラスを叩き割り、中へ入る。
どうやらここは、誰かの部屋のようだ。
だが、部屋には誰も居ない。
「え~っと……。三階の、西側の……」
一人ぶつぶつと呟きながら、部屋の出入り口へ向かう。
「……アレ? 何だっけかな~。……三階の、西側の……アレぇ?」
―――ガチャリ
ドアを開け、広い廊下を歩く。
「まあ、いいか。適当にやりゃあ、いつかは見つかるさ。」
そう言いつつ、手近にあったドアを開ける。
最初のコメントを投稿しよう!