Request2 男運び

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「……ンだよ。それでもテメーは男かよ!?」 つまんねー。と呟きながら、自分の服をゴソゴソと探し、あるポケットから携帯電話を取り出す。 ―――ピッ ボタンを押して待つこと三十秒。 《もしもし?》 電話から、五十代と思われる男の声が聞こえる。 「よぉ、依頼主(クライアント)」 《……ああ、君か。では、捕らえたということか》 「おう。……所でよ、何処へ運べばいいんだ?」 舛は会話に夢中で気がつかないと思ったのか、男がジリジリと舛から離れ、銃に右手を延ばす。 《そうだな……。とりあえず、私の所に運び込んでくれ》 だが、彼はそんなに甘くない。
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