究極幻想異変

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「…何だろう…これ」 此処は、地霊殿の中庭…つまり、火焔地獄跡だ その場所で火力を調整する役目を持つ少女が居た 黒色のロングヘアーに、黒い瞳。黒い翼の上に白い布で覆い胸辺りには、赤い瞳の様なモノが付いていて八咫烏を飲み込んだ地獄鴉だ 名前は、霊烏路、空【れいうじ、うつほ】 忘れやすい脳ミソを除けば普通の妖怪だ そんな彼女は、毎日やっている火力調整で一つの変化に気付いた 「真っ白な焔…?」 一部の炎が、白色に変色しているのだ…いや、正確には、時間毎に変化していく炎だ 毎日炎を見る彼女は、流石に可笑しいと気付いたようだ 近寄り、その炎を眺める クエスチョンを頭に浮かべるが数秒で頭から疑問は抜けた 炎の色が、白から青色に変化したのだ 「あっ…変わった」 そして、その炎は動きを見せた 空を炎が飲み込んだのだ。声を上げる間も無く一瞬で飲み込まれてしまう そして炎は、空と共に消えた
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