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幻想卿の中心と言われても可笑しく無い場所、博麗神社
博麗霊夢と呼ばれる巫女が住んでおり、妖怪退治から異変まで様々な事をする人間だ
その神社で、丁度、空が炎を眺めていた頃か
頭に二つの角、長い黄色の髪の先端辺りを一つに纏めており、手首には鎖を巻いている幼女の姿をした鬼、伊吹萃香が空中で何かに縛られた様に浮いていた
「っ!!…放せ!!」
普段は酔っている萃香だが、今回は酔っていない…いや、酔いが吹き飛んだのだ
空中に縛られれば誰だって酔いは抜ける筈
そして、空が炎に飲み込まれる時間帯
その時間帯と共に、伊吹萃香も後方の空間が、口を持ったかの様に開き
「後ろ!?…っ!!」
萃香を飲み込んだ
儚く始まる異変
捕まれば、幻想卿から忘れられる
先に気付く者は居るのだろうか
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