出会い

14/15

13人が本棚に入れています
本棚に追加
/82ページ
その後、2人で階段をおり、ダイニングに向かう 2人とも、無言で歩いていた。 その変な空気を取り払うように 隼人は、 『向こうの世界の女子は、美人か?』 と無表情で聞いてみる はじめは、一瞬目を丸くする その後、『ああ、けっこうな』 と鼻で笑った。 『楽しみだな』 『あんまり、歓迎はされないと思うぞ』 『えっ、なんで!?』 『それは、おいおいとな・・・』 隼人は、聞きながらキッチンの扉を開く 『やっと帰って来た どうしたの?怒鳴り声が聞こえたけど・・・』 『なんでもない・・・』 俯く ふぅ~んと真由は、返事をしながらはじめに近づく 『一緒に寝ようか』 と真由は、はじめを抱きかかえる 『先にお風呂に入りなさい』加代子は、洗い物をしながら言う。 『わかってるよ』 真由は、はじめを連れ自分の部屋に戻る。 はじめは、真由の腕の中でジタバタしているが、 隼人が笑顔で手を振ると はじめは、動きを止め、口を動かす 覚えてろよ と動いたような気がした。 真由が、出て行った後、 隼人は真剣な顔でお母さんの方へ向く。 『お母さん、聞きたいことがあるんだけど・・・』
/82ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加