人間と魔法使い

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『まず、何処から話そうか』 とお父さんが、腕組みをする その横には、お母さん そして、対面側に隼人が座る 『私から話しをするわ』 とお母さんが声を出した。 『・・・わかった』 お父さんが頷く 『魔法界では、17歳で、研修で人間界に行く規則があるの 多分、あの子もそうじゃないかしら・・・』 『はじめの事か?』 『・・・あの子、はじめって言うのね』 『私は、人間の姿で受けたのね』 『その時、看護師としてとある病院にいたの』 『看護師って、向こうとこっちでは、違うんじゃ・・・』 『全く違うわよ!こっちの医療も学べって事じゃないかしら・・・』 『そこで、この人と出会ったのよ』 とお母さんは、お父さんの方へ向き、ニッコリと笑う お父さんも同様にニッコリと笑う 『じゃあ、お父さんは、医者!?』 『ああ、・・・言って無かったけ・・・』 とお父さんが返事をする 『知らない・・・』 と不機嫌な顔で返す 『ちなみに外科な!』 とウインクしながら、付け足す 『あっそう・・・』 『・・・話しを戻すわよ』 とお母さんが話し始める
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