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『ある日、この人から、告白されたの・・・
好きですって・・・』
お父さんの方を見る。
白い顔が真っ赤になって、右手で後頭部を触り、
苦笑いを浮かべていた。
『魔法界では、人間との恋愛は、禁止されていたのね
だから最初は、断っていたの
ごめんなさい、付き合えませんって・・・
でも、何回も会っている内にこの人の一途な想い、真面目な所
そういう所に惹かれていくようになっていた』
『・・・何回ぐらい、告白したの?』
とさげすむような顔で、お父さんを見る。
『10回・・・いや、もっとかな?』
『67回よ、忘れたの・・・?』
『ああ、そうだった、そうだった・・・』
とお父さんとお母さんが、笑う
いや、もうストーカーのレベルだよ
と隼人は、心でツッコミを入れる
『・・・じゃあ、お母さんは禁止されていたのを、してしまった・・・って事?』
『まあ、そうなるわね・・・』
軽っ
『何ともないんだね・・・』
『いや、魔力は盗られたわよ』
『はい?』
『だから、魔力は盗られたって・・・』
『じゃあ、いま魔力は・・・?』
『ないわよ』
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