13人が本棚に入れています
本棚に追加
/82ページ
雨が勢いよく降る大雨の中、
路地裏で、高校生ぐらいの男子が数人、血まみれで倒れていた
その倒れている中の一人の金髪の男子が
『な、なんでお前が・・』
と口を開く。
すると、すぐ傍で立っている
黒いコートにフードを被った男子が、笑みを浮かべながら、言った。
『お前、馬鹿か!?』
『・・・』
倒れている金髪の男子は、その言葉にショックを受ける。
立っていた男子は、そのまま、後ろを向き、歩き出した。
『ま、待て・・・!』
と立ち上がろうとするが、身体が動かない。
そのコートの男子は、後ろをちらっと振り向きながら、闇の中に入って行った。
笑みだけを残して・・・。
最初のコメントを投稿しよう!