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『はじめ・・・』
隼人は、ビックリした顔をする
『真由は・・・?』
『撒いてきた』
と普通に答える。
『・・・撒いてきた?』
と隼人は、首を傾げる。
その頃、
真由の部屋
『エドリックぅ~、何処~?』
とベッドの下を覗いていた。
『エドリック??』
『それで話しとは・・・』
とお父さんが真剣な顔で聞き返す、
『実は・・・』
はじめが切り出す。
『魔法界で、一年前一人の研修生が研修中に
凶行に走って、一緒に研修していた研修生を襲うという事件がありました』
『え゛』
三人の声がハモる
『その犯人が・・・大変、申し上げにくいのですが・・・
隼人さんに似ているのです・・・
うりふたつと言っていいぐらい・・・』
『な゛』
隼人は、目を丸くし後ずさりする
辺りが静まり返る
『何で、そこまで言い切れるんだい』
お父さんがはじめに質問する
はじめは、俯く
『お、俺が・・・
その時の唯一の生き残りだからです』
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