人間と魔法使い

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『唯一の・・・?』 とお母さんは、口を開いたまま、聞く 目が点になっている 『・・・はい』 『あのさ・・・はじめ?』と隼人が切り出す 『何だ?』 『話しの途中で申し上げないんだけど せめて、人型になってくれないか? 話しにくい・・・』 『はあ? まあ、いいけど・・・』 ポン! はじめの身体が煙に包まれる 煙が徐々に晴れてくる 中には、金髪の男の子がいた 顔が調っている。 イケメンって言われても可笑しくないぐらい・・・ そして、下の目線がいく 『!!』 思わず、目線を逸らす・・・ し、下履いてない・・・ な、なんで上着てるのに、下は履いてないんだよ。 『あっ』 はじめ本人も気付いたらしく 慌てて、あそこを隠す。 だが すでに遅し・・・ バタッ お母さんが白目を向いて倒れ・・・ それをお父さんが駆け寄り、お父さんはソファーにお母さんを移し はじめは、そのへんにあったタオルで腰の周りに巻き 僕は、立ち尽くしていた この後は、はじめの話を聞くのを忘れ、 一夜明けた・・・
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