魔法界へ・・・

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階段を下りた直後、 『隼人!』 横から呼び止められる 振り向くと お母さんが、紙袋を持ち、立っていた 『これを・・・』 紙袋を渡される 『えっ』 『お弁当と上着・・・はじめくんの分も入ってるから・・・』 『あ、ありがとうございます!』 はじめは、頭を下げる。 『ありがとう、お母さん!』 隼人も笑顔でお礼を言う。 『気をつけてね・・・』 優しい笑顔で送ってくれる 『うん!』 隼人は、笑顔で頷く 『はじめくんも、またいらっしゃっい!』 『はい』 こちらも、笑顔で返す そして、玄関を出、今に至る 『用意はいいんだな』 ネックレスを外し、 紐だけ持ちぶら下げながら、言う 『うん!』 隼人は、頷く はじめが力を込める 指輪の部分が、光を放つ はじめの前に黒い空間ができる 小さくなったり、大きくなったりしている それを見て、はじめはチッと舌打ちをする 『不安定だな』 すぐ、隼人の手を握る 『ちゃんと、手を繋いでおけよ!』 はじめが力強く握る 少し痛いぐらいだ 『うん!』 僕も握り返す。
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