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隼人は、木の中を歩き回っていた
『ここ、何処だよ・・・』
さらに歩く。
すると、街並が見えだした
『やった・・・、着いた・・・!』
険しい表情から、喜びの表情に変わる
興味本位で、街の中に入る
家は、レンガで出来ていて、上には煙突がついている
道路もレンガで出来ているみたいだ
例えるなら、ローマの街並と行ったほうが早いかもしれない
『へぇ~!』
隼人は、あっちこちみながら、歓喜の声をあげる
『あれっ!』
隼人は、違和感に気付く
『みんな、僕から遠ざかっている・・・』
『あっ!』
はじめの言っていた事を思い出す
『・・・俺と、うりふたつの人間・・・』
その時、真正面からサングラスにスーツの男二人が僕の方に向かい、歩いてくる。
一人の男が、後ろに回り、僕の両手を後ろに拘束してくる
『痛っ!』
何か分からないまま拘束される隼人
『何故、帰って来たんだ、涼』
ともう一人の男が隼人の前に立ち、質問した。
『・・・誰の事だ・・・』隼人は、声を震わせる。
『ふっ』
男は、鼻で笑う
『あくまで、しらをきるつもりか・・・』
『おい・・・』
後ろの男とアイコンタクトを取る
『あそこに連れていけ!』
隼人は、両手を拘束されたまま連れていかれる
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