魔法界へ・・・

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隼人は、食器を流し台に置き、 スポンジを掴み洗おうとする 掴んだ瞬間 『あいたたたたたたた・・・』 手の方から、声が聞こえてくる ぱっと、握っていた手を開く 『何するんだよ! 痛いだろ!』 スポンジが、裂け口みたいに動く ・・・ ・・・ 『何だ?、何とか言えよ・・・』 『おい・・・』 『悪いな・・・こいつ、こんなん見るの初めてなんだ』 はじめがフォローする 『何!って事は、こいつ異世界から、来たのか?』 『ああ、俺が連れてきた・・・ 隼人だ、まあ、一つ頼むわ!』 はじめは、流し台に向かい言う 『まあ、ご主人様から、言われたら、しょうがないな! おい、今日は、許してやる、今日だけだからな!』 な、何なんだ、こいつ す、スポンジが喋ってる・・・ というか、スポンジだよな、これ・・・ 『隼人、大丈夫か?』 はじめが顔を覗きこんでいた 『ああ・・・大丈夫だ・・・』 苦笑いを浮かべながら言う 『そろそろ、俺の部屋来るか? 色々あって疲れただろ・・・』 『ああ、 じゃあ、そうさせてもらうよ・・・ おやすみなさい、あやめさん!』 『おやすみ!』 隼人は、キッチンを後にして、はじめの後をついて行く。
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