出会い

5/15

13人が本棚に入れています
本棚に追加
/82ページ
外に出た隼人は、路地を歩いていた 『明日から、テストだから、外に出たついでに参考書でも見に行くか・・・』と本屋に足を進める。 柴犬が目に入る、。 電信柱におしっこをぶっかけていた。 えらいダイナミックだな と柴犬に近づく。 柴犬は、隼人に気づき、 身体を震わせる。 『そんなに怖がらなくて、大丈夫だよ』 と優しく声をかけるが・・・。 走って行き、車道に飛び出す それに気づいたトラックは、クラクションを鳴らす。 隼人は、それを見てすぐ車道に出て行く。 間に合って・・・ と祈る思いで走る。 犬を抱きながら、路肩に転がる 間一髪、柴犬を滑り込みで助けられたのだ。 身体を起こし、座り込んでホッと一息ついていると、 『バカヤロー!! 気をつけろー!!』 トラックの運転手が、トラックを停止して、窓から、怒鳴る。 『す、すいません』 トラックは、そのまま、窓を閉め走って行ってしまった。 ふぅとため息をつく 今日は、ついてないな そして、横に倒れている犬を見る。 まさか死んではいないだろうなと揺すってみる
/82ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加