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外に出た隼人は、路地を歩いていた
『明日から、テストだから、外に出たついでに参考書でも見に行くか・・・』と本屋に足を進める。
柴犬が目に入る、。
電信柱におしっこをぶっかけていた。
えらいダイナミックだな
と柴犬に近づく。
柴犬は、隼人に気づき、
身体を震わせる。
『そんなに怖がらなくて、大丈夫だよ』
と優しく声をかけるが・・・。
走って行き、車道に飛び出す
それに気づいたトラックは、クラクションを鳴らす。
隼人は、それを見てすぐ車道に出て行く。
間に合って・・・
と祈る思いで走る。
犬を抱きながら、路肩に転がる
間一髪、柴犬を滑り込みで助けられたのだ。
身体を起こし、座り込んでホッと一息ついていると、
『バカヤロー!!
気をつけろー!!』
トラックの運転手が、トラックを停止して、窓から、怒鳴る。
『す、すいません』
トラックは、そのまま、窓を閉め走って行ってしまった。
ふぅとため息をつく
今日は、ついてないな
そして、横に倒れている犬を見る。
まさか死んではいないだろうなと揺すってみる
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