待遇

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隼人とはじめは、町の中を歩いていた 町の人達は、道の端っこに寄り、怪しげな目で隼人達を見ていた ・・・話って、もしかして、これに関係あるのか? この世界から出て行けってことなんじゃ・・・ でも、はじめは、学校に行くかって聞いてたしな・・・ もしかして、僕に気を遣ってる・・・? 『何一人で考え込んでるんだ・・・?』 『な、なんでもない・・・』 肩を落としながら歩く しばらく無言が続く 僕は、何しに来たんだろう・・・ はあ、 ため息をつく ため息が聞こえたのか、はじめは、隼人の顔色を伺い、聞いてくる 『大丈夫か・・・?』 『あ、うん・・・』 『・・・昨日、電話があった・・・』 『え?』 いきなり言われたので、少し驚きながら、聞きかえす 『どうしたの?、いきなり・・・』 『いいから、聞け!』 『うん・・・』 『役所からだった・・・』 『役所って・・・?』 『昨日のあいつらだ・・・』 『あいつら・・・』 隼人は、上を向き考え込む 『ああ!』 思い出したようだ はじめは、それを見て 話を戻す 『お前を連れ来いと言ってきている はっきり言うとあいつらが、考えている事は、よく分からない・・・ 何を言ってくるやら・・・』 はじめは、ため息をつく そして、隼人の顔を見て、『気をつけろよ・・・』 と続けた
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