待遇

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!! 健志が、気配に気づき、扉の方を見る 『はじめさん・・・!』 すぐ、はじめの方に向きなおす 『ああ、分かっている・・・ どういうつもりだ・・・』 はじめは、真正面の男を睨む 『・・・何がだ!』 と男が言う ん? どこかで聞いた事がある声だな? ・・・ 『まだ、私が分からないのか・・・?』 と男が話を続ける 『えーと、どちらさ・・・』 と言った瞬間、はじめは床に立ち伏せられる 『いたたた・・・』 はじめは、床に魔法で伏せられていた 健志は、はじめを見て、男を見ながらため息をつく 『・・・ちょっと、やり過ぎじゃないですか? 林檎さん・・・』 その名前を聞いた瞬間、はじめは、男を見ようとする だが、魔法がかけられているせいで、足しか見えない 『林檎先生・・・ですか?』 『ああ・・・』 林檎は、サングラスを取る 『あの、こんな所で何しているんですか?』 『ああ、はじめが帰ってきたと聞いてな! 会いに来るかと待ってたんだが・・・ 全然来ないから・・・』 『来た、と・・・ そろそろ、解いて下さいませんか、 この態勢きついんスけど・・・』 『んなもの自分で解けるだろ!』 『あの、今はじめくんは・・・』 と健志が耳打ちしてくれているみたいだ 『ちっ』 林檎は舌打ちをし、魔法を解く
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