待遇

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『・・・なんか、はじめ酒臭いね・・・?』 『あー、ちょっとな・・・ 色々と・・・』 とはじめは少し戸惑う 『ちょっとって・・・?』 さらに隼人は、突っ込み始める 『まあ、まあ、隼人さん・・・』 と間に入りなだめようとするが 『健志さんは、黙ってて!』 隼人に睨まれたため、 『はい・・・』 と言い、頭を低くする 『分かった、分かった、話すから・・・』 とはじめは、うろたえながら言う 『分かった!』 『まずは、えーと・・・、 何処から話せばいいのかな? まあ、簡潔に言うと あの黒い男達は魔法学校の先生達で・・・ そのまま、朝まで付き合わされたって事なんだけど・・・』 『お酒を?』 『・・・ああ』 『僕の待遇については・・・?』 『・・・』 『何で、僕を閉じ込めたの・・・』 『・・・』 隼人は、ため息をつき、 『内緒話でも、してたの・・・? じゃ、もういいよ・・・』 『えっ』 『話したくないなら、無理に聞かない』 『違いますよ・・・』 健志さんは、口を開く 『はじめさんは、心配かけたくないだけです・・・』
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