一年前の事件

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『おはよう!』 はじめ、16歳 今、魔法学校に通っている 今年で卒業する学生だ 『おはよう、はじめ!』 こいつは、涼、16歳 魔法学校に一緒に通っている こいつも俺と同じく、今年卒業する学生の一人 『今日の授業は、何だったけ・・・?』 と座っている涼に聞く 『捕縛術だよ・・・ 何のために受けるか分からないがな・・・』 と涼は、ため息をつく 『まあ、受けといて損は、ないんじゃないか?』 とはじめは、涼の横に座りながら、答える 『これだから、優等生は・・・』 と涼は、ため息交じりに話す 『そういうお前だって、優等生の一員に入るんだぞ!』 とはじめはニコリと笑い答える はじめと涼は、魔法学校で1、2位を争う優等生だ まあ、ほとんど1位は、僕が取っていて、2位が涼の場合が多いけど 『あーあ、捕縛術かー! 俺、あれ嫌いなんだけど・・・』 とはじめは、天井を見る 『唯一の弱点だもんな・・・はじめの・・・』 と隣に居る涼は、笑顔で返してくる 『ああ』 とはじめは、ため息交じりに答える 『へへ・・・ いい事聞いちゃった・・・』 前から、声が聞こえる
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