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暗い森の小さな家…… レンガの壁に身を隠して、私は今夜も枕を涙で濡らしていく……   枕の中から漏れる鳴咽、 フクロウと虫の音色もそれは隠してくれない。   枕元に一つだけ揺らめくキャンドルファイヤー。 蝋燭はもう短くなり、 隙間風に揺られ炎は今にも消えようとしている。   「ソレ」ハマルデ私ノ心ノヨウニ。    
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