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「ハァッ!」
目の前の兵士が自身を斬ろうと剣を振るう
それを弾き返し、そのまま腹部に蹴りを入れ吹き飛ばす
生憎ながら相手は鎧を纏い、ただの蹴りにはびくともしていない
「風よ…」
意識を集中させ、ナハトは風を剣に集中させた
「貴様…魔術師か。だが…!」
「退いてはくれませんか…、流石と言いましょう。」
上段から斬り掛かろうとする兵士にナハトは言葉を紡ぎながら剣を構える
「無謀と勇気は違います、魔法の力…侮ってはいけませんよ。」
相手が振るう剣よりも早く、下段から斜め右上にくっきりとした斬撃の痕が鎧を壊し体に深々と残っていた
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