プロローグ

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 夜、街が色とりどりのネオンで輝く中……。  ビルの隙間は闇へと変貌し、その中ではドラックに浸かっている者、職を無くしゴミと一緒に住んでいる者、人を連れ込んでは犯す者……  街の影となっている裏路地は表では出来ないことが行われても当たり前な一つの世界になっている。 「おらぁ!? もっと抵抗しないと面白くないだろうがよ!!」  裏路地の一角で、暴行を受けている者がいる。 「くっ…!? いきなり後ろから襲いかかった上に両手足をしばっておいて……」 「そんなことは俺たちには関係ないね」 「俺たちが楽しければそれでいいんだよ」 「……糞が」 「あぁっ? もう一回言ってみろやゴラァ!!」  両手足を縛られている男の鳩尾に蹴りが一発入れられる。  男が悶えるのを見て暴行している連中は大笑いする。
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