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翌日、桐弧はいつもより早く起き、家の外に出る。
空は蒼く、ところどころ大小さまざまな雲が浮かんでいる。
桐弧はそんな気持ちいい空に向かって大きく伸びる。
「ふぁ~……ん? 珍しいな、姉ちゃんが起きてるなんて」
後ろから声を掛けてきたのは弟の荒騎だった。
寝起きなのか、髪の毛が飛び跳ねており爆発頭になっている。
「あんたねぇ…せめてあいさつぐらいしなさいよ」
「あぁ、おはよ」
「おはよ、で…髪の毛どうにかしなさい」
「朝から注文が多いな……」
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