第二話

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 観那はそう言って朝ご飯を炊くために釜戸とにらめっこし始める。  桐弧は仕方なく、一番奥の部屋に向かう。  そこはいつも観那と源狼が寝ている部屋だった。  一方の布団はきちんとたたまれているが…… 「はぁ……よくこの格好で風邪引かないわよねぇ……」  源狼の姿はどこかの酔っぱらった親父みたいに服がはだけて、布団はなぜか左方向へと飛ばされている。  その上イビキがうるさいのだが、ここまでは別に良いのだ。  桐弧が揺さぶろうと肩を触ろうとすると……
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