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観那はそう言って朝ご飯を炊くために釜戸とにらめっこし始める。
桐弧は仕方なく、一番奥の部屋に向かう。
そこはいつも観那と源狼が寝ている部屋だった。
一方の布団はきちんとたたまれているが……
「はぁ……よくこの格好で風邪引かないわよねぇ……」
源狼の姿はどこかの酔っぱらった親父みたいに服がはだけて、布団はなぜか左方向へと飛ばされている。
その上イビキがうるさいのだが、ここまでは別に良いのだ。
桐弧が揺さぶろうと肩を触ろうとすると……
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