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「胡珀ごめんね……こんなことでお使い頼ませて……」
「気にしなくていいよぉ」
「そうよ、気にしなくていいのよ」
「お母さんは気にしなさい!!」
漫才になりながらも桐弧は入り口に置いてある籠を担いで準備をする。
念のため、短刀を胸元の閉まっておく。
「気を付けてねぇ~」
「わかってます~」
「おじゃましました~」
「また遊びに来てねぇ~」
玄関では観那が手を振って見送り、桐弧と胡珀は裏山へ向かう。
「胡珀まで付いてこなくても良かったのに」
「どうせ、家に帰っても弟のお守りだからいいの……」
「元気だもんねぇ……」
「そろそろ疲れてくるわ……」
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