私と大樹

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高校からの友達って一生の友達だよ。って昔、聞いたことがあったけど、本当で今でも仲良しなクラス友達が4人いる。 尚美、真理、啓介、史哉。 真理、啓介、史哉は小学校から同じ。 この4人は、私のこの恋を知っている。 男の子視点で話してくれたり、叱ってくれたり。 尚美と真理は一緒に泣いてくれたり励ましてくれたり。 今回、会えたら気持ちを伝えたい!って事もこの4人は知っている。 飲み会が進んでいくうちに、色んな人がぶっちゃけ話をして笑ってる。 たまたま、席移動しながら隣に座ったのは、バレー部だった知宏。 「ねぇ、佐藤。隣高校の大樹くんって知ってる?」 『え。知ってるけどなしたのー?』 意外な所からの大樹への質問にドクドクと心臓が早く波打つ。 知宏は、酔っ払いながらヘラヘラと話していく。 「この前、偶然会って、大樹くんと呑んだんだよー!で。アレ?うちの高校で仲良くしてる人いるのー?っていう話題から、涼と佐藤と和美の事が話題に上がってさー。まぁ、それだけだけど。なんか佐藤の話出たとき懐かしそうにしてたから。まさか、付き合ってたりとかしたのかなー。と思って。」 『ふーん。そうなんだ。涼と大樹は幼馴染だしね!』 平然を装って話した時に… 「やっぱり!!佐藤、付き合ってたな?」 えぇーーー!? なんでなんで?と心の中がパニック中の私をよそに自慢気に語っていく
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