私と大樹

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高校からの親友の尚美は、大学も違うけど今でも仲良くて、いつもこんな私を心配してくれる大事な友達。 高校卒業しても仲良くて、成人式の時一緒に写真写しにいこっか。って約束していた。 気がつけば成人式が近づいていたから、2人で三連休を使って地元に帰ることにした。 電車の中で少し痩せた私にビックリしながら沢山の話をした。 尚美はちょっと私の地元から離れた所だから、美容室は違うところだけど、私の地元で写真を写す予定だった。 お互い美容室で着付け、ヘアメイクをしてもらって待ち合わせ。 ヘアメイクも終わってあとは着付けだけ。そんな時に、尚美からメールが届いた。 【かな。ごめんね。隠してたわけじゃないんだけど…私の着付けとヘアメイクしてくれるの、実は大樹くんのお母さんなの。 うちの親が大樹くんところでしてたのは知ってるよね。その付き合いもあって、お願いすることになってたんだ。 着付けとヘアメイクしてもらうだけだし。って思って言わなかったんだけど…私の地元から車移動で写真館に行くから、崩れたら悪いからって…付いてくるってなっちゃって。本当ごめんね。 大樹くんのお母さんと妹も行くみたい。大丈夫だとは思うけど心の準備だけ。と思って。カナごめんね!】
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