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「……暑い」
夏休み初日。
現在、ラクト達六人はレイス家の別荘に来ていた。
別荘の近くには、レイス家が所有する、一般開放されたビーチ。
女性陣が海ではしゃいでいる中、ラクトは夏の暑さに愚痴を溢していた。
「さっきから暑いしか言ってないね」
そう言ったのは、ラクトの隣に座っているウィルス。
「んなこと言ったって、暑いもんは暑いんだよ」
そう言ってため息をつくと、砂浜の上に敷かれたシートに寝転がる。
容赦なくラクトを照りつける太陽の光。
ラクトは眩しそうに目を細めるが、その光が遮られ、目の前に白い肌が現れる。
「ラクトさん、冷たくて気持ち良いですよ、海。
入らないんですか?」
穏やかな声と温かな笑みと共に、逆さを向いたルイナが腰を折ってラクトを見下ろしていた。
白い肌に程好い大きさの胸、そしてキュッと引き締まったくびれ。
その美しい体を白のビキニが包んでいる。
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