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というと同時に、フォルトゥナの雰囲気が変わった。
どうやら、ルプスはフォルトゥナを一時的に依り代に選んだようだ。
ルプス「城に行けば何かあるはずにゃ・・・だ。」
レナス「・・・ぷっ。」
思わず笑ってしまった。あれだけ勝手なことを言って、まさか語尾に“にゃ”なんてつけるとは思わなかったからだ。
ルプス「・・・依り代の影響は強く受けるのだ。城に行けば何かあるはずだ。さっさと行くぞ。」
レナス「へいへい。それが“代償”ってんならそうしましょうかねぇ。」
ルプス「“代償”・・・?“対価”と言ってほしいものだな。」
むせぶ様に生臭い血だまりを越えて、俺とルプス(フォルトゥナ)は城へと向かって行った。
城へついた俺たちは、二手に分かれて城を探索した。
・・・が、やはり大したものは見つからなかった。
と言っても、この地域の地図は見つかったので、次の街へ行くあてはついた。
一方ルプスはというと・・・、
ルプス「めぼしいものはなかった。戦争でもした様だな。あらかたの武器や防具の類は戦いにでも駆り出されたか、無くなっていた。」
やはり何も見つからなかったようだ。
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