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レナス「おお・・・おおおおおお!!人の気配だ!!」
フォルトゥナ「人のけはい!まちなの?」
レナス「そうだぞ!助かったー・・・。っと・・・フォルトゥナ、街についたら喋っちゃだめだぞ。喋る猫なんていたら、悪い奴に狙われるかもしれないからな。」
フォルトゥナ「にゃぁー」
レナス「そう、それでいい。」
廃墟と化した街から3日程歩き続けて、ようやく街についた。
遠くに見える砂漠に囲まれた街。
しかし、明らかに廃墟とは違う人の気配。
獣人の街、ファスト。
人の行き交う様が、遠くに位置した砂の丘陵からでも良く見える。
街の入口に着くと、巨大な門。その横には狼頭の門番がいる。
その奥は、人で溢れかえって見えない。
レナス「フォルトゥナ。俺の肩に乗れるか?」
フォルトゥナ「にゃう」
フォルトゥナは俺の肩に乗って、くつろぎ始めた。
レナス「落ちなければなんでもいいが・・・。まぁ、とにかく行くぞ!」
人ごみをかき分けながら、市場らしきところを歩きまわった。
見たこともない様な食品や、道具、武器・・・。
何もかもが、新鮮だった。
商人「にいちゃん、見たことねぇ顔だな。旅人かい?」
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