2章<光と影>

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レナス「おお・・・おおおおおお!!人の気配だ!!」 フォルトゥナ「人のけはい!まちなの?」 レナス「そうだぞ!助かったー・・・。っと・・・フォルトゥナ、街についたら喋っちゃだめだぞ。喋る猫なんていたら、悪い奴に狙われるかもしれないからな。」 フォルトゥナ「にゃぁー」 レナス「そう、それでいい。」 廃墟と化した街から3日程歩き続けて、ようやく街についた。 遠くに見える砂漠に囲まれた街。 しかし、明らかに廃墟とは違う人の気配。 獣人の街、ファスト。 人の行き交う様が、遠くに位置した砂の丘陵からでも良く見える。 街の入口に着くと、巨大な門。その横には狼頭の門番がいる。 その奥は、人で溢れかえって見えない。 レナス「フォルトゥナ。俺の肩に乗れるか?」 フォルトゥナ「にゃう」 フォルトゥナは俺の肩に乗って、くつろぎ始めた。 レナス「落ちなければなんでもいいが・・・。まぁ、とにかく行くぞ!」 人ごみをかき分けながら、市場らしきところを歩きまわった。 見たこともない様な食品や、道具、武器・・・。 何もかもが、新鮮だった。 商人「にいちゃん、見たことねぇ顔だな。旅人かい?」
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