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急に話しかけられて驚いた。
レナス「え?あ、あぁ・・・まぁな。」
商人「こいつなんかどうだい。このナイフ!こりゃあ偉い鍛冶屋が作ったっていう珍しい武器なんだが・・・。にいちゃん見ねぇ顔だし、負けとくよ!!」
レナス「????」
商人「通常価格10万リオのところだが・・・2000リオにしといてやろう!どうだ買ってかねーか?」
レナス「リオ?」
俺がそう聞くと、商人は眉間に皺を寄せて溜息をついた。
商人「なぁんだ・・・リオ持ってねーのか。リオってーのは、獣人国家リオンの共通通貨のことだよ。・・・ったく、しょうがねぇなぁ・・・。じゃあ物々交換でもいいぜ。なんか持ってねーのか??」
レナス「俺が持ってるのは、この古い地図くらいしか・・・。」
古い地図を見せると、商人は一瞬目の色を変えた。
商人「っ・・・こりゃぁ・・・。」
なんだ?そんなにすごいもんなのか?
商人「にいちゃん・・・これをどこで・・・いや、そんなことはどうでもいい。とりあえず、この地図には大した価値はねぇ。だがこれを譲ってくれるってんなら、このナイフやっても良いぜ。」
レナス「うーん・・・。」
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