平成のホームズ

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『高校生がまたもや事件を解決したようです。平成のホームズと言われている彼は、次はどんな事件を解決するか楽しみですね。では次のニュースです…』 登校中にある電気屋のテレビがそんな記事を放送していた。 それを見ていた所… 「ちょっとー!話聞いてる!?ニヤニヤしすぎよー!」 怜が訴えてきた 「あ…ゴメン。で…なんだっけ?」 「まったく…もう話す気失せたわ…」 そういって先に行ってしまった。 「なんだかなぁ~…。帰りにでも聞くか…。」 生徒玄関についた所。 「な~んだ、待ってたのか。キレてどさくさやってんのかと思ったぜ。」 「なんですって~~!?」 ドッサァ~ 川崎の下駄箱から大量の手紙が滝のように落ちてきた。 「…」 「まったく…モテる人は大変ね!」 「またこれかよ…。」 「で、これ、どうするつもり?…まさか…」 「いや読みますよ…読みますって…痛い…イダダダダ」 馬鹿力の女がつねってきた。 「はぁ…。いつになったら…」 「ん?何か言った?」 「何でもな~い。ほら、遅刻するよ!」 「あ…ああ。」 そうしてようやく席についた。
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