ここ俺の支配下ですが

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【魔王】 「にしてもサタン君の支配下が欲  しいなぁ……」 【サタン】 「ですから……嫌って言ってるじ  ゃないですか」 【魔王】 「本当に俺は魔王なのか?」 【サタン】 「……そうじゃないですか?」 【魔王】 「ハッハッハ! 認めたな! 俺  が魔王だと認めたな! ならば  支配下をよこせ! 魔王の命令  に背くというのか!」 【サタン】 「しつこいですね……嫌ですよ」 【魔王】 「おっと……給料を月給300万か  ら300円にしてやるぜ? それ  でもいいのか?」 【サタン】 「ではさようなら。私はやめさせ  て頂きます」 【魔王】 「すみませんでした私がすべて悪  いです。支配下を三畳半しか持  ってないゴミがほざいてすみま  せんでした。ゴミはゴミらしく  ゴミ箱にゴミと共に入ります。  本当にすみませんでした」 【サタン】 「ちょっと黙ってください」 【魔王】 「すみません僕はゴミです。ゴミ  処理場のおじさんも『なんじゃ  こりゃ!』と思わず叫んでしま  う程の世界ゴミ協会認定のA級  ライセンスを取得しているゴミ  です。はい。ゴミの中で威張っ  てすみません」 【サタン】 「本当に黙ってください」 【魔王】 「ふぉ、ははんふん。ふひふぉほ  はへはひへふへははへ」 【訳】 「ちょ、サタン君。口を抑えない  でくれたまえ」
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