上杉、武田激突!!

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上手く撤退が出来、軍議が開かれた。 「此度の戦、板垣信方を討ち取る事が出来、我々の勝利である。我らの武威を天下に知らしめたであろう。」 謙信はそう言いすぐに出ていった。 今回の戦いは痛み分けだろうと歳三は思った。確かに上杉軍は誰1人大将格は死んでいないが兵士は武田の倍は殺された謙信にとってこれは悔しかっただろう。 歳三はあの大男を見つけ話掛けた。 「新撰組の援軍として来ました土方歳三です。此度の戦の貴方の勇猛果敢の闘いを見させて頂き感激致しました。」 「いえいえ、貴方の援軍がなければ私はあそこで死んでいました。申し遅れました。私の名前は柿崎景家です。」 歳三は名前を聞いて、確かに謙信に信頼されているだけあるなと思った。 昔、自分の名前の一字を家臣に上げるのは信頼の証とされていた。謙信の前の名前は景虎である。 「では」 といい景家は出ていった。 ,
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