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原田を入れた途端戦況は一変した。
圧倒的に此方の有利だ。
歳三は簡単過ぎると思いながらもまあ、武田と戦った後だからかと納得していた。
敵は敗走し川を渡って逃げていく。
「追撃じゃ!!」
と言う勇の声を聞き頼もしく思った。恐らく戦場にいた皆がそう思っただろう。
その声と同時に兵は雄叫びを挙げながら追撃していった。中でも総司の騎馬隊はかなり速く一つの生き物かの様に攻めて行った。
それに鼓舞されたのか他の兵士達も攻めて行く。
「今回の戦はあっという間でしたね。」
伊東がニヤニヤしながら話し掛けてきた。
歳三はあまり伊東の事が好きでは無いため
「ああ、」といい流した。
「見てください。」
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